有名企業の管理職経験者がなぜJYMに? 新しいマネジメントスタイルをつくる
最近、JYMは30代の中途社員が増えています。
30代になると、中堅社員として見られるようになり、転職の考え方も変わります。管理職を経験しているとなおさら。
2025年9月に中途入社した山口さんは、某有名企業のマネジメントやグローバル企業の事業立ち上げを経験し、JYMに入社しました。豊富な経験をしてきた彼がはぜJYMを選んだのか?これまでの歩みとこれからのキャリアについて話を聞きました。
山口竜也
大学卒業後、Web制作会社にて営業を経験。その後、大手人材会社、SNSサービス運営会社、ライブ配信アプリを運営する会社などを経て、2025年9月よりマネージャーとしてJYMに入社。
キャリアを重ねてきたなかで感じた“迷い”
−−山口さんのこれまでの経歴を教えてください。
大学卒業後、新卒でWeb制作会社に入りました。営業としてテレアポやフィールドセールスに出て、リストづくり〜契約まで、営業の全行程を経験しました。トータルで2年ぐらいいたかな。そこで橋本さん(JYM 代表)とも一緒に働いていました。
−−当時の橋本さんはどんな人でした?
テレアポもめちゃくちゃするし、外にもガシガシ出ていた。営業としての強さを感じてたし、先輩としてすごく信頼していました。今も変わらない部分はあり、橋本さんとの出会いが今にもつながっています。
−−そのあたりの詳しい話は、後半でじっくり聞かせてください。その後は、どんな会社へ転職したんですか?
2社目は大手人材会社に入り、セールス・マーケのBPO業務に関わっていました。当時は、大手通信キャリアに籍を置いて、法人回線を導入するサポートをしていましたね。
−−誰もが知る大手企業の仕事ですね。
はい、影響力のある会社で仕事に関わっていたけれど……自分の仕事が、会社や社会にどんな影響を与えているのかは見えづらくて。そこに、歯痒さを感じていました。
もう少し、自分の仕事の成果が見えるような場所でやりたいと思い、数年働いた後に会社を移りました。

−−次はどんな企業へ?
3社目は、エンジニア向けのSNSサービスを運営している会社に、営業として入社しました。リーダーとして、広告やSaaSの営業と数値管理、人材ビジネスの立ち上げなどを経験しましたね。
−−業界内で誰もが知るプロダクトです。
私が入社した当時もプロダクトは有名だったけれど、ビジネスサイドの人間が少なく、私を含めて2人だけ。まさに、これから拡大していく時でした。
次々出てくる抽象度の高い課題をこなしながら、営業スキームを構築していく楽しさがありましたね。後半は、バックオフィスのマネージャーを兼務でやっていました。経営管理とかオフィス環境の整備とか。
−−仕事の幅が広がっていったんですね。
はい、コーポレートサイドの経験は今でも活きています。ただ同時期に、副業でインフルエンサーマーケをやっている会社を手伝うようになりました。この領域のおもしろさを感じるなかで、本格的にやっていきたいという気持ちにシフトしていきました。
−−それで、前職の企業に辿り着くと。
前職はライブ配信アプリの運営会社にいました。VTuberやVライバーの売り上げ拡大のための企画、インフルエンサーマーケに関わっていました。この領域の大変さも面白さも感じれたし、周りの人にも恵まれた場所でしたね。
−−前職では、今後のキャリアをどう考えていたんですか?
この会社でキャリアアップしていくイメージは持てていなかったですね。グローバルな会社だったので、言語の壁もありますし、影響力のある立場にあがっていけるイメージがわかなかった。迷いが生まれていた時期でした。
代表、社員一人ひとりの人柄に惹かれた

−−JYMへの転職を考えるきっかけは何だったんですか?
橋本さんから誘われたことですね。新卒の会社を辞めてからも、ちょくちょく交流はあって。去年の年末ごろに、久しぶりに飲む機会があったんですよ。面と向かってガッツリ話すのは5年ぶりだったかな。
−−久しぶりに話した印象はどうでしたか?
なんとなく当時のイメージは覚えていたけれど、ビジネスマンとして何段階もレベルアップしていて驚きました。営業としての強さだけでなく、いろいろなスキルがブラッシュアップされていて、敵わないなって思ったぐらい。
−−変化が大きかったんですね。
でも、変わってない部分もありました。「覚悟を持って取り組む姿勢」とか「メンタリティ」の部分は当時とまったく変わっていなくて。そういう部分を信頼していたので、懐かしい気持ちになりました。
−−変わっていない部分に改めて魅力を感じたと。
橋本さんは、どんな仕事もPDCAを回して改善することを欠かさないし、「物事をよくしていきたい」っていう思いが強いんですよね。
10年前にもそういう姿を近くで見ていたし、「あぁ、この人とやっていけば、新しい景色が見れる」って確信を持てたんです。
−−橋本さん以外に、転職を考えるきっかけはありましたか?
その後、展示会を手伝わせてもらったこともいいきっかけでしたね。社員の方たちと話すなかで、仕事に対する考え方、人に対する接し方から“人の良さ”を感じたんです。月並みな表現ですけど。
−−人の良さとは?
橋本さんからも嫌なやつは入れていない、って聞いていました。考えや価値観がズレている人がいなかったんですよね。深い話をするなかで、共感できることばかりでした。
組織をつくり、メンバーたちと影響力のある仕事をしたい

−−JYMで働くことでどんなキャリアを描いていたんですか?
前職ではキャリアアップのイメージが持てなかったけれど、JYMのことを知っていくなかで、今後のイメージが明確になっていったんです。
作られた組織のなかで、出世をしていくのは素晴らしいキャリアだと思う。でも、自分で組織をつくり、メンバーたちと影響力のある仕事をしていきたいという気持ちが強くなっていきました。JYMには、それが実現できる環境があった。
−−具体的に、どんな環境ですか?
JYMはまだ若い会社ながら、しっかり利益も出している。それに、大きな企業と比べても遜色ない待遇や環境になっている。他の企業で同様のフェーズだと、入社時の給料は少なく、成果次第でグッと上がるケースが多いと思うんです。でも、JYMは入社時の報酬基準が高いし、実際に年収は下がってないですし。
働くベースが整っていながらも、これから新しく作り上げていくフェーズであることがポイントでした。
−−ベースが整っていて、まだ成長過程が魅力であると。
そう、小さい規模感だからこそ可能性が溢れている。大きな企業であれば、裁量や業務範囲はある程度決まっていて、成果による影響力も限られてきます。
でも、今のJYMはやれることも広く、成果を出せば、会社に大きなインパクトを与えるかもしれない。それによって会社が大きく成長することだってある。可能性は圧倒的に広い。
−−でも、20代の転職とは違うと思いますし、躊躇はしなかったですか?
もうすぐ30半ばを迎える年齢だし、結婚していて娘もいます。周りからはギャンブル的に見えるかもしれません。
でも、もしもJYMが明日なくなる、ってなってもJYMでの経験が活かせる会社はたくさんあると思います。それくらい、“社会のなかで活きる仕事”ができると感じました。
JYMは自分らしいマネジメントスタイルが作れる場所

−−マネージャーとして入社し、2ヶ月が経ちました。JYMで働いてみて、どうですか?
JYMの仕事は、1人が対応する業務範囲が広く、やらなければいけないことがかなり多い。でも、今までやってきた、営業組織の立ち上げやバックオフィス業務などの経験が活きていますね。
−−「自分で組織をつくり、メンバーたちと影響力を持つこと」は実現しそうですか?
はい、それを実現するために、自分らしいマネジメントスタイルをつくることからはじめています。
−−マネジメントスタイルをつくる、とは?
今のJYMでは、組織の成長に対してマネージャーが足りていません。だからこそ、自分なりのマネジメントスタイルをつくっていける状態なんです。ある程度の規模でマネージャーが複数人いる企業だと、会社独自のスタイルが出来ていることが多い。
でも、JYMなら今まで自分がやってきたスタイルを崩して、新しくつくれる。過去の経験に囚われずにマネジメントができるのはチャンスだと思っています。
−−具体的にはどんなマネジメントスタイルですか?
今まで営業やマーケティング領域でやってきたけれど、特定のスキルがずば抜けて高いかと言われたら、そうではない。どちらかと言えば、広くいろいろな領域を経験してきたからこそ、状況に合わせて柔軟に動き方を変えられます。
全体の状況を見極めながら、その時々で役割を適切に変化させながら、チームの舵取りをするようなマネージャー像を描いています。
−−自分が先頭に立って点取り屋になるのではなく、監督的な立ち位置ですね。
そう。自分の能力値だけで仕事をするのではなく、メンバーの力を集結させ、総合力で戦うゲームメイクをしたいですね。
状況を見極めて人を配置し、チームを動かし、効率的に点をとる。事業責任を負っていく役割のほうが、バリューが発揮しやすいと思っています。
−−最後に、今後の抱負を聞かせてください。
ゆくゆくは、地元の静岡に生活拠点を移すことを考えています。静岡にいるからこその新しい仕事を生み出したいですね。
遠隔地からの勤務であっても、“圧倒的な”影響力と利益を生み出し、「山口さんが入って会社が変わった」と思われるような存在になりたいです。
