新規事業の売り上げ創出に貢献!戦略x実行の両輪支援で“イイ気が溢れる”組織へ

スタートアップ企業や少数精鋭の組織では、一定の範囲で“個”に依存する場面が多く出てきます。しかし、個をつなぎ合わせることで、より効率的に業務を推進し、事業成長のきっかけになることもあります。
オールイン株式会社さんの支援では、経営陣とメンバーの間に入り、営業やクリエイティブ全般を支援。現在は、代表と二人三脚で経営に関する支援も行っています。社内同士、組織同士の連携によって生まれた企業の変化を紹介します。
オールイン株式会社
・2016年創業 ・約30名(業務委託含む) ・HRブランド戦略・HR戦略コンサルティング、コーポレートブランディング、リクルートブランディング、総合求人広告代理業、映像・映画企画制作、求人情報サイト「Umplex」の運営 ・Awwwards受賞(世界最大級のWEBデザインアワード)、CSS Design Awards受賞(国際的Webデザイン・開発アワード) ・https://allhero.co.jp
【課題】 ・営業フローや手法が属人化しており、営業活動全般が効率的に行えていない ・クリエイティブチームのマネジメントを代表自身が行うことで、気軽な相談のスピード感などに課題があった ・コンサルティングサービスをはじめたいものの、コンサルの知見を持った社員が少ない
【解決法】 ・営業フローを2段階に分け、資料をフォーマット化 ・JYMのコンサルタントクリエイティブチームの中に入り、日々の業務サポートと相談役を担う ・JYMのコンサルの知見を活かして、新規サービスの設計から販売までを支援
【成果】 ・年間売り上げ1億円創出へ貢献 ・社員一人ひとりのポジティブさが際立つようになった
会社にプラスになることが想像できた
左:JYM_藤瀬、右:オールイン_前田優一さん
−−オールインさんとJYMのメンバーは古くからお付き合いがあるそうです。出会いのきっかけを教えてください。
オールイン_前田優一(以下、前田):代表の橋本さんやジョニーさんが前職の会社にいた時、Webメディアの記事広告の提案を受けたことがありました。当時の提案内容が私の想像の10倍上をいくようなもので。一般的な思考では考え付かないような、攻めまくった提案だったんです(笑)。
当時はタイミングが合わなくて、仕事をお願いすることができず。でも、提案のインパクトだけがずっと頭に残っていました。
−−攻めた提案内容に、ポジティブな印象が残っていたんですね。
前田:その後、橋本さんが独立して会社を立ち上げたことを知りました。当時は、私の会社にジョインしてもらえないかなって思っていたぐらい、一緒に仕事をしたかったんです。 何をお願いするかは正式に決まってなかったですが……(笑)。
JYM_藤瀬(以下、藤瀬):たしか、お声がけをいただいて、JYMが支援できることをざっくばらんにお話しましたね。
前田:当時、営業全般の見直しを考えていたタイミングでした。現状の体制や仕組みを何気なく伝えたところ、的確なアドバイスをもらったんです。
経営目線でいろいろな角度からヒアリングをしてくれ、本質的な課題を抽出してくれたことが印象に残っています。状況を汲み取る力や課題の整理、スピード感などが想像以上のもので、すぐに仕事をお願いしました。
藤瀬:営業支援はJYMの得意分野なので、まさに強みを感じていただけたと思います。前職のときほどではないですが、大胆な選択肢も提案させていただきましたね(笑)。
前田:そう、選択肢として攻めた提案もありながらソフトな提案もあって、クレバーさを感じました(笑)。
標準化と相談役で組織をバックアップ
−−営業支援について、具体的にどんなことをしましたか。
前田:体制構築、戦略策定、営業方法やフローの見直し、業務管理など営業活動全般を支援いただきました。
藤瀬:特に営業の属人化解消と標準化はポイントでした。
当時は、前田さんが営業に出ることが多く、その場で提案をして受注につながることがありました。それは前田さんの営業力だからこそできていたものの、みんなができるわけではありません。
そこで提案フローを2段階に分け、一度目のMTGでは予見をヒアリングし、後日、提案の機会を再度設ける流れに変更。加えて、与件整理や提案書などの資料をフォーマット化しました。ヒアリング・与件整理・提案の方法を統一することで、個人差の解消を行いました。
−−ベースがあれば他のメンバーのやり方を参考にでき、スキルの標準化にもつながりますね。その後の支援はどう変化していきましたか。
前田:営業組織の支援が進むなかで、JYMさんのオールインに対する理解度が深まり、新たな改善ポイントを共有するようになりました。それが、クリエイティブ面での改善でしたね。
藤瀬:クリエイティブ支援では、バナーなどのクリエイティブ制作、業務の整理・標準化、マネジメント支援などを行いました。
前田:当時、私がクリエイティブチームのTOPを務めていたため、メンバーからすると代表に対して気軽に相談しづらい状況があったと思います。どうしても気を使ってしまうので……。
藤瀬さんはその状況を察知して、メンバーと1on1をするなど中間管理職的な動きをしてくれました。クリエイティブチーム内の一員として、内部に入り込むことで、メンバーからの信頼を得て相談をたくさん受けていました。
藤瀬:クリエイティブチームの中の人として日々の業務をサポートする。メンバーから相談がきたときは第三者的な視点でアドバイスをし、相談役になる。2つの顔を持つようにしていました。
前田:今は、クリエイティブチームだけでなく、全社員にとっての相談役になっています。
直接私が話を聞くこともありますが、状況に応じて別に相談先がある。そのような状況に安心感が生まれています。
COO的な立場で新しいサービスの普及へ
−−JYMから支援を受けるなかで印象に残っている場面やエピソードを教えてください。
前田:支援がスタートしてから2年ぐらいが経ったころ、藤瀬さんと一緒に企業様へ営業・提案をする機会がありました。
そのときは、オールインに対する理解度がさらに深まっていて、ヒアリングや予見整理、提案など自社に即したやり方だなと新しい気付きがありました。
藤瀬:営業とクリエイティブの両組織が連携しやすい動きやコミュニケーションを常に意識していました。
前田:その様子を見ていたときに、もっと私と一緒に動くことで、さらに企業の成長につながると感じたんです。 そこで、COO的な立場で私と二人三脚で動いてみないか?って相談してみました。
すると……
……
……
藤瀬さんが微妙な顔をしたんです(笑)。
藤瀬:当時はそのような動きをしたことがなかったので、想像ができていなかったんですよ(笑)。予想もしない大きな玉が飛んできたなって。
決して、マイナスな感情じゃないです(笑)。
前田:ホントかな(笑)。私は、絶対力になってもらえると信じていました。
藤瀬:ありがとうございます。それ以降、事業計画の策定、大型案件の提案・進行、組織編成や採用など、経営に深く関わってサポートさせていただくようになりました。
新しくスタートした「HRコンサルティングサービス」の構築や営業なども支援しています。
前田:これまでの採用領域では、優秀な候補者を集めることが求められていました。一方、候補者を集めてもその方たちを採用できるか否かは、企業様に委ねられます。採用の本質的な課題解決のために、コンサルサービスをはじめたいと考えていました。
藤瀬さんがいたことはサービススタートの後押しになっていましたね。
藤瀬:オールインさんは採用領域でできることがたくさんあります。クライアント様の状況や課題に即してどのような支援をどのような流れで提供していくか。
私自身が持っているコンサルティングの知識や経験を取り入れながら、クライアント様の状況に応じた、オリジナルの支援ができるサービスを構築しています。
年間売り上げ1億円創出の裏側
−−支援内容が変化しながら約3年半のお付き合いになります。JYMに対してどのようなイメージを持っていますか。
前田:一緒にお仕事をしていくなかで、JYMさんのやり切る力やコミット力の高さを常に感じています。それは、表面的なものではありません。アウトプットのクオリティの高さにも表れていますね。
当初は、橋本さんという個が持つ人柄やスタンスに着目していましたが、その姿勢がJYMという組織全体に根付いてきているんじゃないかな。
−−支援によってどのような成果が生まれていますか。
前田:サポートいただくようになり、会社の年間売り上げ金額のうち約1億円ほどの数字を生み出しているんじゃないかと思っています。
JYMさんだけの成果ではないですが、数字を生み出すきっかけになっていることは確かです。
藤瀬:私自身が資料を作成し提案するなど直接数字に結びつく動きをさせていただくこともありますが、みなさん自身も直接的にも間接的にも数字をあげるようになったと思っています。
まさに、組織の成長が数字に結びついていますね。
前田:社内の雰囲気も変わりました。藤瀬さんが社員とコミュニケーションを図っていただくようになり、一人ひとりのポジティブさが際立つようになりました。
結果、案件がスムーズに進行するようになり、クライアント様の広がりにもつながっている。会社にイイ気が溢れてますね。
藤瀬:社員のみなさんが私を受け入れてくれたこと。それは前田さんが作ってきたベースがあってこそだと思っています。
前田:私たちは社員数30人ほどの成長過程の組織です。このフェーズで組織や事業を成長させていくには、フィジカルとロジカルの2つの側面を持ってなければいけないと思っています。
JYMさんは2つの要素を意識し、コミット力を常に持って支援いただいたことが、数字や社内の変化につながっています。
互いのシナジーを発揮し新しいステージへ
−−今後はどんな支援を期待しますか。
前田:いろいろな成果を感じていますが……もう一段階、ギアを上げてもらってもいいかなって(笑)。
藤瀬:おっと……(笑)?
前田:これは無茶ぶりではなくて。今でも一部領域で責任を持って支援いただいているのですが、COOの役割をより体現するような動きを期待しています。そうすると、まだ見たことがない新しい風景が見られそうだなと思っています。
藤瀬:オールインさんの支援をさせていただくなかで、新しい挑戦におもしろさを感じる瞬間がたくさんあり、私自身も刺激を感じています。
企業様からの相談や案件が増えてきているなかで、どんなときも組織で対応できるようなサポートをしていきたいと思っています。
前田:最近は、私たちがJYMさんの採用支援をさせていただいており、成果が見えはじめています。新たなメンバーが入ってきたら藤瀬さんの既存業務を移譲していただけたら。
その空いたリソースで、より深いサポートをお願いします!
藤瀬:そこまで見据えていだいていたとは(笑)。win-winな関係性で新しいステージにいけることを楽しみにしています!