広告事業の売上300%UPを実現 サラリーマン的な思考と動きで事業成長に導く

JYM広報
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人材不足によって採用は難しい状況が続いています。中間管理職の採用はさらにハードルが高くなっています。

エレファントストーン社の支援では、JYMのコンサルタントが中間管理職の役割を担い、複数の事業をサポートしてきました。コンサルタントでありながら、サラリーマン的な思考と動きで実現した事業成長。詳しい支援の様子を代表同士の対談からお届けします。

株式会社エレファントストーン

・2011年創業 ・約70名(本社・タイ拠点) ・映像制作、広告運用事業 ・https://elephantstone.net/

 

【課題】 ・動画広告運用事業をはじめたものの、事業を担う人材がいない ・営業が属人化しており、効率的な営業活動ができていない ・海外事業部を立ち上げたものの、物理的な距離の問題もありマネジメントに苦戦

【解決法】 ・動画広告運用事業のマーケティングや運用を担当。経営陣が描く戦略に沿って、高速かつ正確にPDCAをまわす ・営業を体系化・仕組み化し、営業活動の標準化をする ・海外事業部のマネージャーを担い、数字の管理〜人材マネジメントを行う

【成果】

・動画広告運用事業はローンチ時から300%の売上成長 ・会社全体の新規顧客売上のうち、展示会による売上比率が178%増(展示会出展の初年度と比較) ・今期の既存顧客売上が昨対比20%増加

 

“無茶なお願い”から2人の関係がはじまった

対談をする鶴目氏と橋本

左:エレファントストーン_代表 鶴目 和孝、右:JYM_代表 橋本 陽介

−−まずはじめに、2人の出会いのきっかけを教えてください。

エレファントストーン_鶴目 和孝(以下、鶴目):よすけさん(※橋本)がJYMを創業する前、Web制作会社に在籍していたときからのお付き合いですね。当時、サイト制作の相談で初めて会いました。

JYM_橋本 陽介(以下、橋本):たしか、オウンドメディア(ZOOREL)の制作でしたね。

鶴目:僕がコスト面などで無茶なお願いをして。ただ、そのときのよすけさんの提案がおもしろかったんですよ(笑)。

−−どんな提案だったんですか?

鶴目:50枚ぐらいのプレゼン資料があって、期待をしながら聞いていたら中身の9割は同じ内容なんじゃないかと(笑)。でも、残りの1割に無茶なお願いの解決策がまとまっていました。

橋本:本題は、最後の数ページだけでしたね(笑)。コストは抑えたいがクオリティにはこだわりたい。それを叶える制作会社は他にもある。そこで、私たち(当時のWeb制作会社)がやる意味を完全オリジナルなプランで提案しました。

会話をする鶴目氏

鶴目:緻密に作られているのかわからない。でも、それを凌駕する説得力があったんです。この人と仕事をしたらうまくいくだろうなって思いました。

−−その後、橋本が他の会社に移ってからも関係は続くんですね。

鶴目:当時は、ZOORELの流入に課題がありました。

そのとき、Webマーケの会社に移ったよすけさんから「SEO対策しましょう」って提案を受けたんです。「よすけさんの営業戦略にはまってるのか(笑)?」と思いつつ、「たしかにそうだよな」とお願いしました。

橋本:エレファントストーンさんに喜んでもらえるベストな支援の在り方を常に模索していたんですよ。それがSEOだった。結果、JYMを立ち上げる前は約4年間支援をさせていただいていましたね。

コンサルタントが中間管理職になる理由

−−その後、JYMを創業してからはどのようにお付き合いがスタートしたのでしょうか。

橋本:JYMを立ち上げてから、「組織支援のような形でサポートをさせてもらえませんか」と私からお願いしました。

鶴目:当時、動画広告運用事業「OTAKEBI」をスタートしはじめたタイミングでした。それまでは、企業様に映像をつくって納品をするという関係性で終わっていたものの、人々に届けるまでをやりたかったんですよね。

でも肝心の事業を動かす人がいなくて……。そのとき、よすけさんからお話をいただいてお願いしました。

会話をする橋本

橋本:どの企業も中間管理職を採用することは難しい状況であり、自社のカルチャーに合った人を見つけるのはさらに難易度が高くなる。私は過去に広告事業に関わっていた経験があり、鶴目さんとは長く一緒に仕事をしてきたので、きっとバリューが発揮できると思いました。

−−具体的にはどんな支援をしましたか。

橋本:マネージャー代行に近い立場でOTAKEBIの事業運営に関わっていました。顧客への提案代行や提案フローの構築などを経営陣と推進。

経営陣が描いた戦略の実現にコミットすることがポイントでしたね。その方は緻密に業務フローを組み立てていたので、高速かつ正確にPDCAをまわしていきました。並行して、社内のマーケティングチームの構築についても支援させていただきました。

鶴目:その後、営業支援に移行していきましたよね。

橋本:動画広告運用事業の拡販を考えたときに、営業がポイントになっていくだろうと考えていました。お互いの理解度が高まっていたこともあり、移行はすんなり進みましたね。

鶴目:当時から、社内に営業を担っている人間はいましたが、属人的になっていました。そこで、営業の体系化や仕組み化をしていただきました。

橋本:営業は別の役員が見ていたので、その方の意図を汲み取って実現することに注力しました。汲み取った意図をもとに、戦略・手法・スケジュールなどをプレゼンさせていただく。そして、役員のリソースに影響が出ないように実行する。

“理想を勝手に叶える人”になることを意識していました。

代表と二人三脚で海外事業拡大へ

笑顔で会話をする鶴目氏 −−動画広告運用事業からはじまり営業支援へ。現在はどんな支援を受けていますか。

鶴目:2024年からは海外事業部を支援いただいています。当時、現地で映像制作を担う社員はいたものの、数字の管理や人材マネジメントができる人がいませんでした。経営陣と話し合ったときに、「よすけさん、いけるんじゃないか」って。

橋本:「ついに、来たか」と(笑)。

鶴目:本来であれば、海外事業経験がある人や海外事業コンサルにお願いするかもしれません。

よすけさんはその経験がなくても、「この人なら任せられる」って思わせてくれるんですよね。現になんとかやってくれる。それって才能じゃないかな。

−−代表と二人三脚で関わるようになり、工夫したことや意識したことはありますか。

橋本:鶴目さんに“情報”を届けることを意識しています。日々の経営でお忙しいからこそ、事業の意思決定に関わりそうな情報を代わりに収集し、お耳に入れるようにしてます。

今すぐに影響はないけど、今後、何かの意思決定に関わってくるかもしれないと思って伝えています。

鶴目:よすけさんから、たまに、Slackでつぶやきが入るんですよね。報告でもなく、依頼でもない。メモ書きみたいな。やらなくてもいいのに、役立つんです。

橋本:加えて鶴目さんの“流れ”を汲み取るようにしています。経営は、一挙一動変化があるもので、流れていくもの。その流れの勢いや方向を汲み取るようにしています。

鶴目さんのスケジュールはもちろん、チャットで社内に送っているメッセージ、出社時の表情など、あらゆる情報から得ていますね。そこから、「エレファントストーン社の社員だったらどうするか」を考える。サラリーマンですよね(笑)。

中間管理職のサラリーマン的な思考と動きが事業を成長させる

鶴目:そのサラリーマンの思考や動きができることは、ある意味才能だと思っていて。労力がかかるし、積極的にはやらないですよね。

笑顔で会話をする橋本

橋本:エレファントストーンさんの支援では、サラリーマン思考がとても大事だと思っています。レポートラインを考慮しながら動いたり。「やってくれないか」って言われたらサラリーマン的な感覚で「やります!」って受けたり。

鶴目:言葉として言うのは簡単だけど、コミットの仕方がそれを体現しているんですよね。時間、工数などの関わり方を超えて、成果にコミットしていただいてる。

橋本:支援のフェーズが変わるなかで、中間管理職のサラリーマンとして、いかに柔軟性をもってやれるか。指揮系統者との役割分担を常に意識してきました。

指揮系統者の限られたリソースの中で、自分はその方の能力を最大化させる役割なのか。その方の不足したリソースを補填する役割なのか。柔軟に役割を変えてきました。

−−サラリーマン的な思考や動きをする理由を教えてください。

橋本:シンプルに事業成長に必要だからですね。JYMを立ち上げる前からご一緒させていただき、これがエレファントストーンさんにとってのベストな支援なんです。

事業スタートから売上300%UPへ

−−JYMによる支援がスタートし、現在までの成果を教えてください。

鶴目:JYMさんにサポートいただくようになり、動画広告運用事業は、ローンチ当時から比較すると、売上は約300%以上成長しています。

また、会社全体の新規顧客売上のうち展示会成果が178%増(展示会出展の初年度と比較)、今期の既存顧客売上が昨対比20%増など成果は多岐に感じています。

橋本:JYMだけの成果じゃないですが、そのきっかけになれていることはうれしいです。

鶴目:なにより広告運用という新たな事業が軌道にのったことは、数字以上に大きな成果です。エレファントストーンの新たな価値をつくってくれました。

橋本:ここ数年でエレファントストーンさんの社内で中間管理職が増え、組織が骨太になってきている。芯が強くなっているように感じています。

また、広告運用という数字にシビアな事業が成長してきたことで、社内でマーケティングや数字に関する話題が増えてきました。みなさんの事業に対する意識や視点が変わってきています。

鶴目:映像業界は、ロジカルに数字を語る場面は多くありません。メンバーの意識はもちろん、僕も影響や学びを得ています。お客様への向き合い方も変わっていますね。

最近、あるお客様に対して映像制作・運用のコンサルをやりはじめていて。そのプロジェクトに関わっているマネージャーがよすけさんの話題を出すことがあります。コンサルを通じて、エレファントストーンの新しい価値をどう届けていくか。よすけさんの思考や動きから学び、実践しようとしているんです。

サラリーマンとして出世すること=事業成長へ

笑顔で対談をする鶴目氏と橋本 −−最後に2人が描く今後の展望について聞かせてください。

鶴目:今後も、想像できない、いろいろな変化が起きると思います。この先も社員とJYMさんと一緒に乗り越えていくのだろうと想像しています。

でも、同じことをサポートしていただくことは成長している姿じゃない。この事業は軌道にのったから、次はこれをお願いしよう。そのようになっていることを期待したいですね。

橋本:エレファントストーンさんの支援では、私の人格はサラリーマンです。そこでは、もっと高い挑戦をしたい。つまり出世したいですね(笑)。

エレファントストーンさんのこれまで成長に対して、私もJYMも成長をさせていただきました。成長の連鎖を還元する形で、サラリーマンとして今後も伴走していきたいと思っています。「私の出世=エレファントストーンさんの事業成長」ですから。

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